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良い音の基準

これはレッスンでよく起こることですが、、生徒さんの身体のバランスが良くなった結果出てきた音を、私は「ああ、音が良くなったな!」と思って聞いているのに、生徒さん本人は「この音がいいんですか?」とあまり満足そうじゃない時があります。
これは、「単なる好みの違い」と言えばそれまでですが、それで片付けてしまってはいけない問題なような気がします。

皆さんの多くは楽器を練習する時、常に「良い音」が出るように気を付けているのではないでしょうか?
この時、「良い音」が出るようにするには何を心がけ、何をもっていい音が出たとしますか?
この辺りのことは、意外に先生にも教えてもらえなかったりして、生徒さんたちは何となく自分の感覚や勘で良いと思う音に仕上げようとします。

また話を元に戻しますが、レッスンで身体のバランスが良くなった生徒さんが、出した音に対して満足できない時、いったい何が起こっているのでしょうか。

この場合にもアレクサンダーが言っている「感覚は時にはあてにならないことがある」という言葉が当てはまるのかなと思います。

この言葉をもう少し解説すると「いつも習慣になっている癖は、本人にとって心地良く、正しく感じる。そして逆に、新しい良い身体の使い方をした時には、新しい使い方の方を間違って感じる。だから人はなかなか癖から抜け出すことができない。」ということをアレクサンダーは発見したのです。

ですから音楽家の場合も、なじみのある音が自分にとっての心地よい音になるので、
新しい身体の使い方や新しい奏法で、本当に良い音が出たとしても、本人にはなじみがない音なので
「この音はきっとよくないに違いない」と思ってしまう訳なのです。

そしてもうひとつの問題は、レッスンで先生たちが、「もっとしっかりあなたの出した音を聞きなさい!」と口をすっぱくして言うことです。
この結果、生徒たちは全身全霊で、自分の音に耳を傾けます。その結果、聴覚しか使わず、身体のバランスが良くなくて力んでいても、気づかなかったりします。
演奏時のエネルギーのほとんどを聞くことにそそぐので
例えば、息を吐くエネルギーまでそこに奪われてしまうことがあります。

耳だけで音の基準を決めてきた多くの人にとって、最初、身体で聞く事は、理解しにくいかもしれないけれど
それが習慣づいてくると、何も思わないでも身体のバランスが良いと良い音が出てしまうのです。
自分の感覚が信用できない場合には、録音をして聞いてみるといいかもしれませんね。




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