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側弯症の話 2

「姿勢が悪かったから私の背中は曲がってしまったのですかね?」
ドイツでATのトレーニングに入る時に、先生に聞いたことがあります。
その時その先生は言いました。「それだったら、姿勢が悪い人は全員側湾症に
なってしまうでしょ。実際、そうはなってないから単純に姿勢が悪いから、
ということだけではないでしょう。」と。
それを聞いて、私はすごくほっとしたのを覚えています。

今までを振り返ってみると、長い間知らず知らずのうちに、自分の姿勢が悪いから
脊椎が曲がったのだと自分を責めて続けていたことに気づきました。
それはずっと当時大人(先生や親)から言われていたことでした。
当時の私はかなりぐれていましから(笑)、そう言われたからと言って
良い姿勢にしようとしたことは、一度もなかったのですが、やはり知らないうちに
どこかで自分が悪いと思わされていた様でした。

私が周りの大人から姿勢のことを注意されても、姿勢良くしようと試みなかったのは、
反抗期だったこと以外に、良い姿勢をしようとしても決して楽でないことがありました。
「良い姿勢だと疲れない」と聞いたことはありましたが、当時の私には信じられなかったし、
誰も良い姿勢については詳しく教えてくれませんでした。

当時の私の周りの大人は、実際側湾症の詳しい原因も知らずに
私の姿勢のせいだと言い、どういうのが正しい姿勢かなど全然知らないのに、
私に姿勢が悪いと注意していた訳です。

そんなこんなで、私が悪い訳じゃなかったと言うことがわかり、ずいぶん私は気が楽になりました。

次回は、ATを始めて側湾症がどうなって行ったかを書きたいと思います。


側弯症の話 1

私がアレクサンダーテクニークを本格的に学ぶことになった理由は、今考えると
充分過ぎるくらいたくさんありました。
最初はフルートがなかなか上手くならない、という理由でATを始めたのですが、
それよりも後々のことを考えると、13歳くらいから悩まされてきた脊椎側弯症の方が
深刻な問題だったかもしれないと今は思っています。

私の場合、13歳で側弯症が見つかって、その後コルセットをしていた時期もあり
何とか成長期の終わりには進行が止まり、ぎりぎり手術をしないで逃げ切った感じでした。
幸い痛みなどは今までも一切なかったのですが、
将来これ以上悪くならないという確実な保証もなかったので、漠然とした常に不安はありました。
でも当時はどうしようもないので、考えないことにしていました。

ATを学ぶようになってからは、それまで放っておいた、というのか、諦めていた身体のゆがみに
毎日向き合うことになり、最初は少し抵抗もありましたが、徐々に慣れてきて、
今となっては一生かけて向き合っていく有難い大きな課題になっています。

次回に続く