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側弯症の話 1

私がアレクサンダーテクニークを本格的に学ぶことになった理由は、今考えると
充分過ぎるくらいたくさんありました。
最初はフルートがなかなか上手くならない、という理由でATを始めたのですが、
それよりも後々のことを考えると、13歳くらいから悩まされてきた脊椎側弯症の方が
深刻な問題だったかもしれないと今は思っています。

私の場合、13歳で側弯症が見つかって、その後コルセットをしていた時期もあり
何とか成長期の終わりには進行が止まり、ぎりぎり手術をしないで逃げ切った感じでした。
幸い痛みなどは今までも一切なかったのですが、
将来これ以上悪くならないという確実な保証もなかったので、漠然とした常に不安はありました。
でも当時はどうしようもないので、考えないことにしていました。

ATを学ぶようになってからは、それまで放っておいた、というのか、諦めていた身体のゆがみに
毎日向き合うことになり、最初は少し抵抗もありましたが、徐々に慣れてきて、
今となっては一生かけて向き合っていく有難い大きな課題になっています。

次回に続く

今年の終わりに思うこと

今年も今日でレッスンが終わった。
数えてみると、教え始めて12年が過ぎたことになる。
あっと言う間の12年、恐ろしい~。
多くの生徒さんが長い間レッスンに通って頂き、
一緒に勉強させて頂いて本当に感謝しております。

最近特に思うこと。
生徒さんは一人一人本当に違う。
それなので、「これで良い」という教え方は無いんだなということ。

例えば、レッスンのスタイルについては、この間ずっと考え続けてきた。
特に最近は、私自身が教師養成学校で教えている影響で、
チェアワークにけっこう力を入れてきた。

チェアワークさえきちんとできれば、他の動きは応用という考え方も多くの先生が持っている
と思う。
実際、チェアワークは本当に良くできていると思うし、奥が深い。
チェアワークは教師の腕が試されるワークでもあり、
生徒さんも良いチェアワークを受けることで身体のバランスが大きく変わる。
なかなか口で説明できない微妙なことも、手を通して伝えることができる。

その一方で、レッスンでアクティビティ(楽器を演奏したり、歯磨きなど日常での動作をする)を
やることも生徒さんによっては必要だな、と思うことが先日から多々あった。
例えば、演奏すると言うことは、チェアワーク、モンキーがうまくできる身体なら、
大体は上手く行くはずである。
そうなのだけれど、実際、音楽家くらい長い間楽器と向き合ってきている場合、
楽器を持った瞬間身体が勝手に反応してしまい、あっと言う間に昔の使い方に戻ってしまう。
これはけっこう長くATをやった人なら、すぐに自分で気づくことができるのだけれど、
多くの生徒さんは自分では気付かなかったりする。
日常生活で当たり前になっている歯磨きや、責任や早さが求められる
職場でのハードな仕事などの一つ一つの行動も、レッスンで改めて動きを確認することで、
ずいぶんATと日常生活をリンクすることができるようだ。

ほとんどの生徒さんが1、2週間に1度というレッスン。
その決して多くない時間の中でそれぞれの生徒さんの進度やタイプに合ったワークを
提供して行けるといいなあと思う。

そして来年は、もう少しブログを更新したいと思う(笑)!






若い人の為の冬季集中 レッスン 生徒募集中

私の願い
「もっと若い人たちにアレクサンダーテクニークを体験してほしい~」

ということで、今回新しい企画を始めることにしました。

レッスンの対象者は、小学生くらいから高校生くらいまで、

自分の身体の使い方に疑問がある人、
体育ができない
楽器など先生から身体のこと、姿勢のことをよく注意されるけどよくわからない
楽器を弾くと身体が痛くなる、
肩こりがある、疲れやすい、
姿勢のことを大人からよく注意される
声が出にくい

など、何でもかまいません。

アレクサンダーテクニークって難しそう、理解できるかな?などと心配されずに
気軽に受けに来ていただければと思います。
若い人は若い分、大人より癖が少なく感覚が良いので、
難しい説明をしなくても、コツをつかむのは早いです。

私自身、もっと若い時にATの良い先生
(先生と生徒は相性があるので、やはり自分に合う先生がいいでしょうね。)
に出会っていれば、もっと人生が楽だったのに!と思うのです。

通常のATレッスンの費用自体が子供さんや学生さんにとって決して安くないと思うので、
今回は時間のある冬休みなどに、10回連続で来た頂くということで、格安にしたいと思います。

今回の募集は、12月、1月の2ヶ月くらいでレッスンが終了するくらいで予定しています。

定員に限りがあるので、お早めにお申し込みください。


レッスン対象者 子供から高校生くらいまで

レッスン時間 1回30分×10回
(但し、レッスンの1回目2回目は連続して行います。)

レッスン代 10回20、000円 (最初のレッスンでお支払いをお願いします。)

レッスン期間 2か月で10回のレッスンを終わらせること(大体の目安です)

レッスン日は、毎回相談により決めます。

レッスン内容は、主に基礎であるチェアワーク、ライダウンになります。

お申し込みは、kazutana@ya3.so-net.ne.jp まで。
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良い音の基準

これはレッスンでよく起こることですが、、生徒さんの身体のバランスが良くなった結果出てきた音を、私は「ああ、音が良くなったな!」と思って聞いているのに、生徒さん本人は「この音がいいんですか?」とあまり満足そうじゃない時があります。
これは、「単なる好みの違い」と言えばそれまでですが、それで片付けてしまってはいけない問題なような気がします。

皆さんの多くは楽器を練習する時、常に「良い音」が出るように気を付けているのではないでしょうか?
この時、「良い音」が出るようにするには何を心がけ、何をもっていい音が出たとしますか?
この辺りのことは、意外に先生にも教えてもらえなかったりして、生徒さんたちは何となく自分の感覚や勘で良いと思う音に仕上げようとします。

また話を元に戻しますが、レッスンで身体のバランスが良くなった生徒さんが、出した音に対して満足できない時、いったい何が起こっているのでしょうか。

この場合にもアレクサンダーが言っている「感覚は時にはあてにならないことがある」という言葉が当てはまるのかなと思います。

この言葉をもう少し解説すると「いつも習慣になっている癖は、本人にとって心地良く、正しく感じる。そして逆に、新しい良い身体の使い方をした時には、新しい使い方の方を間違って感じる。だから人はなかなか癖から抜け出すことができない。」ということをアレクサンダーは発見したのです。

ですから音楽家の場合も、なじみのある音が自分にとっての心地よい音になるので、
新しい身体の使い方や新しい奏法で、本当に良い音が出たとしても、本人にはなじみがない音なので
「この音はきっとよくないに違いない」と思ってしまう訳なのです。

そしてもうひとつの問題は、レッスンで先生たちが、「もっとしっかりあなたの出した音を聞きなさい!」と口をすっぱくして言うことです。
この結果、生徒たちは全身全霊で、自分の音に耳を傾けます。その結果、聴覚しか使わず、身体のバランスが良くなくて力んでいても、気づかなかったりします。
演奏時のエネルギーのほとんどを聞くことにそそぐので
例えば、息を吐くエネルギーまでそこに奪われてしまうことがあります。

耳だけで音の基準を決めてきた多くの人にとって、最初、身体で聞く事は、理解しにくいかもしれないけれど
それが習慣づいてくると、何も思わないでも身体のバランスが良いと良い音が出てしまうのです。
自分の感覚が信用できない場合には、録音をして聞いてみるといいかもしれませんね。




練習の意味

これは自慢できる話ではないけれど、最近は以前より一層フルートの練習をする時間が減った。仕事や育児で時間が取れないのが主な要因だけど、以前なら練習をできないことで感じたはずの焦りが、今はあまり感じられなくなったということもある。

身体のバランスが良くなると、長い間まともに練習していなくても、以前より吹きやすくなっていたり、その状態の向かう方向が良い方なのか悪い方なのかを判断するのが、上手くなったように思う。「練習って何なんだ?」っていうことを、よく考えるようになった。

ATを知る前は、時計とにらめっこして一日5時間とか練習していた。
そして身体がやたらと疲れても、時間をかけて練習したことに「あ~今日もよく練習したあ!」と満足していた。
なので、一日でも吹かない日があるとすごく罪深く感じたし、1週間も吹かないことがあると、口のまわりは固まるし、指はまわらなくなるしで大変だった。でも、そういうものだと思っていた。

「練習は質が大切」ということは、昔フルートの先生からも教わった。でも、当時は「質」の意味をわかっていなかった。当時は、「質」とは練習の内容のことで、譜面の細かな部分の練習をする、とか、スラーをスタッカートに替えたりして練習することだと思っていた。まあそれも大事だけれど、そんなやり方ではどうしても、ある程度以上の上達はできなかった。

ATを学んで、「質」の本当の意味が、やっとわかるようになった。
大切なのは、身体のバランスがとれている状態で練習しているかどうかだった。
身体が心地良い状態を一番に優先して考える。
音が良い、とか、間違えない、とかそういう外面的なことより、何より身体が納得して吹けているか、ということ。身体に親切な練習をすると、脳にぴたっと情報が入り、それが練習が終わった後でも、寝ている間でもチーズの様に熟成されて、練習したことを忘れなくなる。そんな感じがする。

楽器を始めて数年は、どんなやり方でもあるところまでは、伸びる。だから、そういうことに気づきにくいので要注意だと思う。練習はある程度しないと上達しないけれど、しても最近上達していないな、と感じる人は是非、身体の声を聞いてみてほしいと思う。




ブログスタート!

アレクサンダーテクニークを教え始めて今年であっという間に10年目。
今まで日頃感じたことを文章にしたいと思っていたのに、なかなかできずに
毎日が過ぎてしまっていた。

今まで書けなかった理由は、子育てに忙しかったなど、いろいろ言えると思うけど
たぶん正直なところ本当の理由は、書いてしまえば後で「これは間違っていた!」と思っても
消せない事が嫌だったのだと思う。でも、これでは永遠に思うことを書けないし、そろそろ勇気を
持って書いてみようかな。

あともう一つ書けなかった理由は、教えているのがだんだん長くなると、
AT(アレクサンダーテクニーク)的な考えが自分の中で当たり前になってしまい、初心を忘れてしまって
皆さんに何を発信したら良いのかわからなくなってしまう、ということのようだ。
ATの考え方「目的に走らず、手段を大切にする」が、私もATを習い始めた頃は、新鮮だった。
でも最近は、自分の中でその考え方が当たり前になっていて、(できているかどうかはともかくとして)
生徒さんたちも、「きっとそんなことはわかっているにちがいない!」と勝手に私が思い込んでいたりする。
でもレッスンでは、何度もそこに立ち戻って説明しないと、生徒さんたちにとって「手段を大切にすること」は、
意外に新しいアイディアだったりする。それを時々思い知らされて、はっとすることがある。

という訳で、改めていろいろ日々思っていることを文章にしてみるのは、自分にとってもきっと勉強になると思うので今後ともどうぞよろしくお願いします。
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